光害とは、過剰または不用な光によって様々な影響をもたらす公害のことで、高度に工業化され、人口が密集しているアメリカやヨーロッパ、日本などで特に深刻な問題となっています。この名称については、川崎市在住のアマチュア天体家・川村幹夫によって公害の一種と捉えられ、敢えて同じ発音を持つ光害と命名されたものですが、最近では公害と発音が同じで紛らわしいため、「ひかりがい」と呼ばれることが多くなっています。それがもたらす影響の一つには、「天体観測」への影響というものがあります。
夜空が明るくなることで星が見えにくくなってしまうということです。天文台での天体観測であったり、アマチュア天文家の天体観望や写真撮影の妨げとなります。また「生態系」への影響もあり、人間や動物、昆虫の行動に影響を及ぼしていると考えるもので、ウィルズリー大学で動物プランクトンの研究を行ったマリアン・ムーアは、湖の周囲の光害が、魚が藻を食べるのを妨げ、赤潮などの有害藻類ブルームが朝かを全滅させる原因になっていると考えています。また、植物への影響も報告されており。明るい街灯のそばで夜間も光を浴び続ける街路樹などには、紅葉の遅れなどといった異常が見られます。また、「エネルギー資源」への影響として、過剰な照明使用はエネルギーの浪費であると考えられています。その他にも、街灯からのグレアが歩行者や車の運転者に危険を及ぼすといった問題もあります。
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